onsen-rider’s diary

失業するぞぅっ!

鈴鹿8耐の話をしよう

大昔のお話です。
真夏の鈴鹿サーキット、バイクの8時間耐久レースだ!
お昼丁度にレースが始まった。スタートは一斉だ!爆音が近づいてくる。コース上、別の爆音を纏ってヘリコプターが向かってきた。
耳をつんざく様な轟音と共に先頭集団がダンロップアーチから飛び出してきた!
超満員の観客は大興奮だ!通路にまで人が溢れだしている!
若いギャルの上半身は水着のビキニ!
バイクとオイルの焼ける匂いと爆音とビキニ!
8時間なんてあっと言う間さ!
夜の8時にレースが終わると観客はサーキットになだれ込んだ。
まだタイヤの焦げる匂いのするコースを歩いていると花火が頭上に上がった!
8耐最高!
その夜は野宿だった。サーキット横の広場で沢山のテントや車が泊まっていた。
オイラ達も車とテントで陣地を取り、真ん中でカセットコンロでBBQにビールだった。
先輩が調達してきた肉野菜をオイラがフライパンで炒める係だった。
ゴマ油の瓶をつかむとエノキダケが引っ付いていた。
「先輩~エノキダケも買ってきたんですか?」
「え?オレ、キノコなんて買ってきていないぞ?」
「え?」
っと俺は手にした瓶を見るとそのエノキダケは鎌首を上げてこっちを見た。
「ぎゃっ~!このエノキ生きてる!!」
瓶に引っ付いていたのは白い蛭の仲間でした。
あ~そのまま調理しないで良かった。